『ニッポン晩歌』(敗戰後の日本人について、揶揄的に

(わが Art of Heart『きよきまなじり*つよきまなざし』より拔粹。ま、酒でも呑みながら御笑覽くださいませ。


 …… この現代の日本人、敗戰この方すでに七十年が經過し、二代三代と代を重ねて、日本人は奇妙奇天烈、不可思議な國民となってしまったやうに思はれてなりません。太平洋戰爭に敗戰の後、

無条件降伏に一億總ザンゲ、ミソもクソも一緒くたに大和日本を捨て去って、和装から洋装へ、押し付け、お躾(しつけ)、お仕着せのアメリカ文化を受け入れて、身丈に合はぬコスチュウム、ハイカラ氣分で腰巾着、妙なかたちで脱亞入歐、
白人氣取りの美白術、名譽白人、日本忘失、醜い醜い白鳥の子(アヒルの子の裏返しね)、
アイマイミイ(I, My, Me)のウルトラ個人主義と自由思想を身に付けて、
ユルフン腰パンキャミソウル、
エコノミックアニマルのイエロウモンキイ、戰爭負けたが經濟で仇は取ったぞ Japan as No.1
驕り高ぶり、阿波踊り、踊るアホウに見るアホウ、どうせアホなら踊りゃな損々、バブルのお湯にどっぷり浸かって茹でガエル、氣がつきゃ、泡アワと消え、粟ツブツブと寒疣(さぶいぼ)が、すっかり湯冷め冷えガエル、出るに出られず、鍋底に沒落すること、十年はや二十年、二十年が三十年、前途多難の國となりけり。
大人かくなり、その子らは、ダッコ・ゴッコの世代となって、マンガにアニメそれからゲイム、あそびほうけてゴクラクトンボ、現實感を喪失し、一歩お先に仮想現實、ヴァチャルリアリティ、ユメかウツツかマボロシか、見當識も定かならず、無重力感ただよはせ、風にそよげる葦原の、かつてなきタイプのニッポン人となりにけり。
男子女性化、女子男性化、草食男子に肉食女子、カマキリ女のカマイタチ

 註、カマイタチ(鎌鼬とは、日本の妖怪であり、そいつの引き起こす怪異のこと。これに襲はれると鋭利な傷を受けるが痛みは感じず血も出ないとか)

| カマイタチ、カマキリ女に食はれゆく ―― やまとの國は、妣(はは=母)が國なり
 と狂歌となったところで、

惡口雜言、始めればキリもなくなりますから、かつて『日本バンカ』と題して狂歌したものから

| 老いていく 縮み、小さく、すべもなく あはれなるかな、日本の未來
| アホくさき事ばかりなる日の本は、茶番ジャパンのテイタラクかな
| ほろびゆく樣の見えたり、ありありと。阿鼻叫喚の蟻地獄、あな
| 無益なるタワゴトばかり聲高となりてむなしきマスコミジャパン
| 元凶は日本人そのもの、呆け惚け、欲ボケ色ボケ、善男善女
  
  かへし(ちょっと眞面目になつて
| しきしまの大和の國はたそがれて、しづみゆく日々、こころ悲しも
| わがおもひ 狂ひ咲きする櫻かな かたむきしづむ大和の國に
| もののふの八十氏神よ、この國の存亡危急、神風となれ
| 日本人すべてを敵にまはしたし。ほろぼされたる大和心で 




Art of Heart ∈ 思考 69 空想 ∋ Word of World
狂歌師が食っていける世の中に
むらさき 69 さけぶ