「常在戰場*常在禪定」コトバの錬金術『比喩と揶揄』


「常在戰場*常在禪定」コトバの錬金術『比喩と揶揄』



闇雲に切り裂く虹の劍の舞「コトバコトダマ、コトダマコダマ」

{柳生宗矩157146も思ひ、宮本武蔵158345も考へた武術家・兵法者の心構への理念、「劍禪一致」の理想境、これを「コトバの錬金術師」を自認する我輩が、現代人にも利用できるやう普遍化させて、かつ簡潔に、肝と胆とに焼きゴテ當てられた烙印のやうに一度聞いたら二度と忘れられない「コトバコトダマ、コトダマコダマ」にして表現すると、

 常在戰場*常在禪定 
「じょうざいせんじょう、じょうざいぜんじょう」
「常に戦場に在り、常に禪定に在る」

闇雲にたちあらはるゝ神言は「常在戰場*常在禪定」

講釋は蛇足だらうが、今時の日本人は「情は人のためならず」をとんでもない意味に、といふか日本語覺え立ての子供そのまゝに「情は人のためにはならない」と讀んで(さう云はれればそれでもおかしくないか、いやこっちのはうがと思はれてくるので始末に困る)の意味に取ってしまふ輩も少なくない御時世だから、老婆親切、少しだけ説明しておかうか。

俗に「男子、門を出づれば七人の敵あり」と云ふ。つまり、常在戰場の教へ、男子たる者、肝に銘じておくべき教戒ですな。だが、敵は外にゐるだけではない。武將でもあった中國の文人、王陽明147228は「山中の賊を破るは易し 心中の賊を破るは難し」つまり、最も手強い自分の敵は自分自身だと喝破してやうやく覺悟を得た。すなはちこれ「常在禪定」。
これを「一對」にしたのが、私の手柄。なんだ、といふことなかれ。王陽明の對句を「常在禪定」と簡潔に(そして常在戰場との組合せを意識して)一言にまとめ、それを常在戰場と「陰陽太極」一對させたところに私の發明がある。Pascal は云ってゐる「私が何も新しい事を云はなかったなどとは云はないでもらひたい。この配列が新しいのだ」と。コトバのチカラタカラとはさういふものだ。世に新しきものなどない、と舊約聖書の『傳道の書』は斷言してゐる。新しきものは新しき組合せと配列にすぎぬ。云々

闇雲に「金剛胎藏」あらはるゝ「陰陽太極、易と曼荼羅」

我輩が青年期から壯年期にかけて、山中獨居に神と遊ぶやうにして過ごした二十三年と九ヶ月と九日をかけて、自家用の身心論として探求した『易と曼荼羅』研究の「精華ともたとふべき成果」、そして、身心行法の實踐のためには「聖火のごとき製菓」となる丸薬、その一部分をなすものであった。
今日は日本では「子供の日」の振替休日、特別開陳、わが最盛期の時間を大半浪費させて苦心惨憺のあげくに自得發明した、祕法の要約を方程式にして、惜しげもなく披露しよう。
「常在禪定」たちなばみちよ←タカラ(胎藏界)心=陰{6∞9}陽=身(金剛界)チカラ→あらたなみちよ「常在戰場」

作者の私が二十三年と六ヶ月と九日、かけて自得した眞理、諸君は二十三年とは云はぬ二十三日、いや二十三時間と六分九秒、それもムリなら二時間と三分、 ‥‥ しっくりくるまでじっくりと對坐、面壁してもらひたい。あのダルマだって「面壁九年」かかったんだぜ。簡單な修行はせいぜいそれに応じたくらゐの效果しかもたらさない。だが、私のコトバのチカラタカラは ―― 

すでに諸君は、すでにこのブログで呈示した、わが發明にかかる日本語純正の言靈眞言「あらまたみちよ*たちばなみちよ」を御存知のはずだが、實踐されてゐるだらうか。
あらたまみちよ、たちばなみちよ」と聲に出して念誦すれば、たちまちコトバは「あらたなみちよ、たちなばみちよ」と陰陽神變して、あふれくるチカラタカラとなって身心を充たすであらう。
眉にツバして、馬耳東風に聞き流すより(カネはかからぬことだから)鰯の頭も信心から、口にツバして、稱へてみるがいい。
まあ、しかし無理強ひはしない、「私は説得しない。たゞ呈示するだけだ」

「常在戰場8常在禪定、たちばなみちよ∞あらたまみちよ」ととなふれば、鬼に金棒、いやいや、ダンベル代はりにゴコショを兩手に持った阿修羅くらゐの氣持にはなれるだらう。
{註、「8」は數字ではなく「∞」の九〇度回転したもの、記号的表現です。
{私は(大宰治じゃないが)マヂメな時ほど巫山戲てしまふのです(はづかしいのです)。「笑談からコマ」といふでせう。大上段から獨樂か護摩か知らないけど、コトバの錬金術に取りだしてみせるのがわが藝術、わが大道藝。 それにしても、大道藝にこゝで長廣舌に「講談・浪曲・落語」しようと企んだ『きよきまなじり*つよきまなざし』を演じるにはいかにも人が少ない。ま、もう暫くガマンして、珍妙なる演藝でも披露しながら、待つとするか。

闇雲に太刀、あらはるゝ、陰陽の「コトバ村雨、コトバ正宗」


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{六代目圓生の名演『蝦蟇の膏』、おもしれえから聽いてみな。