『きよきまなじり*つよきまなざし』 大序

『きよきまなじり*つよきまなざし』 大序

 

しきしまの大和心の雄々しさはことある時ぞあらはれにける(明治天皇御製) 

 


かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂
(吉田松陰)
 
60Ashura42
 
タマ、タマシヒについて
日本では特に神靈が人に憑いて語るといふこと、木でも草でも何にでも依るといふこと、この二つが大衆の古い常識であった。神道はむしろこれによって扶けられてゐたのである。
 柳田國男『日本の祭』
民俗學の分野で、第一に解決してをかなくてはならぬ問題は「たま」の問題である。
タマゴの古い語はカヒ(穎)である。また「蠶」にもこの意味があったのだらうと思はれる。物を包んでゐるのがカヒで、ちやうどモナカの皮のやうに物を包んでゐるものを言ふのである。このカヒは密閉してあって、穴の空いてゐないのがよかった。その穴の空いてゐない容れ物に、何處からともなく入ってくるものがある。それがタマシヒで、この中に或期間を経過するとタマシヒが成長して、そのカヒを破って出現するのだ、と古代の人々は考へたのである。
 折口信夫『劍と魂と』



Art of Heart ――――――――― murasakiCube ―――――――――― Word of World