思考と空想:天使論

 
『天使論』のためのメモ

かつて誰かが同じような言い方できっと言っているのだろうが、人間とは天使と悪魔のあいだに右往左往する生き物である。善を思い悪を行う生き物である、正確には、悪を行ってから善を思う。思に邪はないが行は邪となる。その落差を調整しようと言葉で弁論する。だから正確に言えば、人間とは悪魔なのだ。

地上に降り立った時、天使は悪魔と変じていった。それは人間に影響されて(以前の私はそう考えていた(天使は人間に対応しているうちに悪魔へと変身していった(悪魔はむしろ人間によって変えられたもの(そのように天使は進化深化した)変身したというより、もっと本質的に地上、地上に立つ事自体の、重力の支配とでも云うのか、地靈の影響に依るものではないか。地上に雨後めく事自体の悪魔性。その地上の束縛から逃れようと人は翼を想い飛天を形象する、

悪魔の進化深化したのが、実は、人間となったのである。
註)地は天を憎悪している、創造された事への根源的憎悪が地を魑魅魍魎化する、この地神を支配する根源的憎悪によって天神の植民政策は大幅に変質せざるを得ない。派遣する者たちがすべて悪質化する。

天使が地母神と交わって人類が創造される?
註)私の青年時代の絵画油絵のシリイズ(地上に降り立った天使がやがて氷上の悪魔へと変貌する)に象徴的に予感されていた

(中途