比喩と揶揄:『戀愛について』キレイキタナイ風

 
『恋愛について』

不毛だつていいじゃないか、愛などは、うつくしければ、
うつくしければ倦怠だつて堕落だつて、愛のかたちなど、さ

健全な恋愛は、安全だけど真剣とは云えない、
疑問して詰問してそれこそ真剣な恋愛さ、
そうして愛はひとつのかたちになるのさ、
破綻してこそ、終焉してこそ恋愛なのさ、

結晶とは凝固であり、恋愛は自由との闘争となるだろう、
あなたを愛すれば愛するほど私の存在は自由を喪失していく、
凝固した結晶した愛は、ザルツブルグの小枝の塩のように、やがて、ぽろぽろぼろぼろと壊れ落ち剥がれ落ちていく運命であるだろう、スタンダルはどうしてそこまで考察しなかつたのか、
恋愛とはそのまま破綻していく過程である、
一瞬の出会いの幸福と時間を掛けて壊れていく過程の不幸、
それが恋愛である。

{未熟な時代の未定稿

Art of Heart ∈ 思考69空想 ∋ Word of World