思考と空想:なんとなくアメリカについて

my p(hoto)Log 【やまとまほろば:飛鳥&寧樂:一日と永遠】に記事を付けるために、七年前の日録に目を通してゐる。
時事は殆ど記載しないのが私の常でるが、この年の秋におこった大事件、ニュウヨウクのTradeCenterBuildingへのハイジャックによるアタック、私にはポリティカルな事件といふより、ワアルドワイドに經濟といふ世界語を驅使するビジネスライクな人類たちの「バベルの塔」への鐵槌といふアポカリスティックな印象が強い事件の衝撃は強く、その後も

アメリカの「戰爭」は、或種の使命感によつて本格的の仕掛けられた、大統領が口にしたごとく「イスラムにたいする十字軍」を意識したものである。
イスラムと云ふ後進の、いまだに唯一神を絶對的に信奉する、それゆゑ「ブルウタルでヴァイタル」な精神世界に不安と恐怖を抱いてゐる。かつての黒人にたいするのと同じやうな不安と恐怖が働いて、イスラムを去勢するか撲滅してしまひたいといふ本能なり願望なりが事有る毎に發動すると云はなければなるまい。
いまだにパクスアメリカナに屈服しないのはイスラムだけである。そして、このイスラムだけが強い神を戴いてゐる。それが恐いのだ。
いつかはやられてしまふといふ豫感がそこにはある。
アメリカは勝ちながら負けていくだらう。

などと書付けてゐる。
好戦的な大統領が仕掛けては、次の時代がその尻拭ひといふやうな愚劣な事ばかり、繰り返してゐるやうに思はれる。
民主主義といふ或意味一貫性のない政治體制は、イスラムの神やら北朝鮮の獨裁者やらに對する時、讓歩的になつたり強硬になつたり一貫性に欠けてしまふ事になる。

アメリカは今、みづから悲劇の道を選擇してゐるやうに思はれてならない。
女を選ぶにしろ黒人を選ぶにしろ、どちらにしろ今までのアメリカにとつてはアイデンティティを冒すやうな事とならう。
ホワイト對ブラックの支配權鬪爭がラテンの陽氣なリズムのなかで演じられる事になるのではないか。


Art of Heart ∈ 思考69空想 ∋ Word of World