三年を飛ばず鳴かずに
石の上、これも三年
大器晩成
これらの中国發の高名なる格言を私はわが教師として信じたのです。
そして、三年が三十年ほど面壁して、私が悟りに得たことば、ことだまは
飛べ、墜落も衝突までは或種の飛翔だ!
といふものでした。そして、いま、
私は墜落を飛翔してるのだ!
Art of Heart ∈ 思考69空想 ∋ Word of World

三年を飛ばず鳴かずに
石の上、これも三年
大器晩成
これらの中国發の高名なる格言を私はわが教師として信じたのです。
そして、三年が三十年ほど面壁して、私が悟りに得たことば、ことだまは
飛べ、墜落も衝突までは或種の飛翔だ!
といふものでした。そして、いま、
私は墜落を飛翔してるのだ!
Art of Heart ∈ 思考69空想 ∋ Word of World

「誰でもよかった」18歳少年、線路に男性突き落とし死なす
サンケイスポーツ
「自殺の方法としての殺人」とでも名付けるしかないやうな「誰でもいいから殺したい」おもひを兇行する事件が連續する。
今後も次々と模倣類似の事件がおこるだらう。
ほんたうにこの日本はひどい國になってしまったのだと改めて實感する。
狂ひ壞れてしまった社界、ゴクラクヂゴクの社界、キレイキタナイの社界、
新銀行東京:400億円の追加出資案可決 都・予算特別委
毎日新聞
しかし、この追加出資の結果がシロクロ出る頃には、石原は都知事を辞めてゐるか、この世をオサラバしてるかしてるのだらう。
責任は取ると云ってみたところで、実質責任回避できるのだから、政治家や官僚が無責任体質になっていく。
現在噴出してゐる行政各種の不祥事は、責任逃れのできる制度に原因がある。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/26/2008
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ガソリン税などに適用されている暫定税率の期限切れが三月末に迫った。与野党の対立は解けず、ガソリンは上乗せ分(一リットル当たり二五・一円)が引き下げられることが濃厚になり、「値下げ」を見越した買い控えの動きも出てきた。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/26/2008
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ラベル: ニッポン終末ニュウス, 比喩と揶揄
各地の桜に“こぶ病” 樹勢衰え、枯れる被害も
桜の木に病原体が侵入、枝などに“こぶ”ができて樹勢が衰え、悪化すると枯れることもある病気が各地に広がっていることを、財団法人日本花の会(東京都)が22日までに確認した。
中日新聞
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/24/2008
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ラベル: ニッポン終末ニュウス
今や日本は渦巻のやうな凄まじい變化へと突入した。
日本にとって危急存亡の重大な時期に、あっちもこっちも立てようとしてこっちもあっちも立てられないで立往生、息詰って溜息ついてるこんな「あとずさり」首相を持ってしまった事の不幸、ま、沒落する時には得てしてかうした事が重なるものだが。それにしてもひどい。
「民主党重鎮がまとめると言ったから…」福田首相が恨み節
産経ニュース
「私はあの樹に似てゐる、頭から枯れていく」といふやうな事を云ったのは、稀代の諷刺家、『ガリヴァ旅行記』の作者、Jonathan Swift だが、落日の逆光のなかの裸の樹枝の光景に、私はわが頭脳と神經の事を晩年のスヰフトのこの不安な豫感の呟きを重ねて想像してゐた。
悲劇的な感覺は、どうやら持って生まれたものらしい。

今度の始まったばかりの経済不況、といふより恐慌へと發展していくであらう状況は必ず世界的混亂へと發展する事にならう。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/17/2008
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{アメリカと中国、今後の懸念と危惧とに焦点が合ってきた。
チベット騒乱 中国、武力弾圧を否定「焼死など」と発表
再送:チベット暴動、中国はダライ・ラマ派との「人民戦争」を宣言
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/17/2008
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あをによし ならのみやこは さくはなの にほふがごとく いまさかりなり
爛漫たる春日の午後、名歌にさそはれて春日野に梅見に出る。
古代の日本人には「もみぢ」は紅葉ではなく黄葉であり、また「はな」は櫻ではなく梅であつた。いづれも受容したばかりの中國文化の影響である。だから、この一世一代の名歌の「にほひ」は梅の芬郁たる「かをり」である。
私も櫻より梅、春に先驅けて咲く梅のはうが好みである。梅よりも冬咲く椿、日本在來の花のはうがもつと好きだが。
だが、春日野へ向ふ私の頭のなかは、こんな優雅な事を思ってゐたわけではない。
more
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/16/2008
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China Accuses Tibetan Protesters of Killing Innocent People Voice of America
「ラサ暴動の死者100人に」チベット亡命政府が声明 読売新聞
{これは中國分解の初動となるかも知れぬ。
アフリカで発見されイランまで拡大した小麦を襲うカビの被害が隣国パキスタンにも広がっている可能性がでてきた 【3月15日 AFP】
NY円、一時98円台 12年半ぶり円高水準 中日新聞
{円高といふよりドル安、アメリカの墜落、墜落するアメリカがやらかすこと
{アメリカとは、旧世界からエクソダスした流民が作った新世界であり、それゆゑ、心理的に、アメリカは旧世界にたいして復讎的であり、對決的であり、征服的である。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/15/2008
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次から次と、陸續として起り來たる色々樣々なる事故&事件、一々論評し揶揄していく氣にもなれぬ。
淡々と事實を竝べていつても、それで充分グロテスク、地獄的樣相となつたこの現代が見えてくるだらう。
見えてこない者に口角泡を飛ばし、口酸っぱくして説明してみても始まらぬ。
「私は説得しない、呈示するだけだ」が今回預言者を氣取る私の座右銘であつた。
宙に浮いた年金記録、2025万件がなお特定困難・社保庁が報告
日本経済新聞
学校裏サイト3万8000件 文科省調査、中傷2割で確認
読売新聞
メタミドホス 具と皮 3000ppm超検出 市川のギョーザ 1個で許容量の300倍
東京新聞
福岡漂着ポリ容器から検出の有害物質、基準値の最大4700倍
読売新聞
Source: 元教え子脅迫の校長 『逮捕できぬ』復縁迫る 直前までストーカー行為
Address : <http://news.google.co.jp/news?ned=&ncl=1124909381&hl=ja>
Source: 日銀総裁人事、与野党の政治的な駆け引きが活発化
Address : <http://news.google.co.jp/news?ned=&ncl=1120295608&hl=ja&topic=h>
Source: Google 検索:セレブ妻夫バラバラ殺人事件「心神喪失」認定
Address : <http://news.google.co.jp/news?ned=&ncl=1125513490&hl=ja&topic=y>
Source: 飛鳥不正入札、逮捕の技官が落札業者に議員の紹介頼む : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
Address : <http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080310p202.htm>
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/14/2008
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{ニッポン終末ニュウスとでも仮題してをく。
円高百円を突破、12年4ヶ月ぶりの円高
13日午後の東京外国為替市場で円相場は一段と上げ幅を広げ、17時半過ぎに節目の1ドル=100円を突破した。99円台に上昇するのは1995年11月以来、12年4カ月ぶり。米国の景気後退入りに対する懸念や金利低下観測を背景としたドル売りが続いており、円相場を押し上げている。欧州市場での取引時間帯に入りドル売りの動きがさらに強まっており、一時99円86銭近辺まで上昇した。
→日本経済新聞
東京株式市場・前場=大幅反落、米株安・円高に加えSQ控え様子見 ロイター
日銀総裁人事、17日に再提示 政府方針 2008年03月13日23時11分
日本銀行総裁人事で武藤敏郎副総裁の昇格案が不同意となったことを踏まえ、政府は13日、人事案を17日に再提示する方針を固めた。野党は武藤総裁案の 場合は不同意とする姿勢を崩しておらず、福田首相が武藤氏の再提示にこだわるか、同意を優先して候補を差し替えるかどうかが焦点となる。総裁空席を回避す るために日銀法を改正し、後任が決まるまで現職が続投できる規定を盛り込む案も政府・与党内では浮上している。
→朝日新聞
【ニューヨーク13日共同】13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比188・71ドル安の1万1921・53ドルで取引が始まった。
【ニューヨーク13日時事】13日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドルの急落を眺めた買いに支えられ、米国産標準油種WTIの中心限月4月物は早朝の時間外取引で一時1バレル=110.70ドルまで上伸し、7営業日連続で過去最高値を更新した。時事通信
【ニューヨーク=米州総局】13日午前のニューヨーク市場で、原油、金がともに最高値を更新した。金先物相場はニューヨーク商品取引所(COMEX)で売買 の中心である4月物が一時1トロイオンス1000ドルちょうどをつけ、最高値を更新した。外国為替市場でドル安が進んでいることを受け、商品市場に投資資 金が流入している。日経
これで明日も日本株は急落か、いづれにしろ「注意深く見守って」いくしかない。「なにもしない」から今や「なにもできない」になってしまった「うすわらひ」内閣、ニッポン危急存亡の秋に、
そろそろ目を見開けよ、いや、もはや目を閉ぢたはうがいいのかもしれぬ。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/13/2008
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奈良にもいきなり春が來た。暖波襲來と云った感じで春爛漫の一日となりさう、陰氣に部屋に引き籠ってゐるのも勿體ないやうなので、cyclingWalk に出掛ける事にする。
春日大社、東大寺、薬師寺、唐招提寺、 ‥‥ どこに行ってもいいのだが、最近マスコット問題で話題沸騰した「遷都1300年記念」祭の現地は如何と平城京址の偵察にでも行ってみる事にする。

{1988
ケイサツは犬だと巷間公然と隠語されている。そう呼ばれ続けられるには、どこか本質を突いているところがあるのだらう。だから、警察は犬に任せたらどうか。どうも、いろんな意味でケイサツは人間にはしんどい職業であるのだから。人間に清廉潔白を求める事自體が、ひどく非人間的要求ではないか。
あるいは、犬には推理できないと言われるかも知れない、それでは聞くが人は推理できるのか。近代捜査は推理ではなく物証捜査である。物が出なければ証拠とならないのである。それに、現代にはアアトフィシャルなんとかの推理できるコンピュウタが実用段階に入りつつある。犬が捜査しコンピュウタが推理すると言う事になれば、その完全な捜査力によって犯罪は引き合わない事になって ‥‥
犬察システムがそうであるならば、裁判システムにはもっともっと有効だろうと推測するのが当然である。捜査同樣、判決といふ行爲も人間の得意とする分野ではない。人間に神樣になれと云っても無理なのである。だから、たとへば、富士通とかNECとかIBMのスパコン(二十年前の記事ですのであしからず)を裁判官にして裁判処理させるのである。これは驚異的な処理能力を発揮して、しかも必然的に三審制は無用の長物となって。ともあれ、ともかく裁判からは人間性のにおひを排除しなければいけない。非人間的なものによる判決だからこそ説得的たり得るだらう、と私は賢明にも愚考するのである。
{身邊の整理(つねに無一物を理念に身輕に身輕になりたいとおもってをりますので)で目にした古い記録から、「男と女についてのアフォリズム」
人間の半分はバケ物だ、女と言う。残りの半分はバカ物だ、男と言う。
女に関して ―― 成熟した女はやはりどこかに家畜のにおひがする。十六にもなれば体のすみずみまで女は成熟してしまう。子供を生むための体になり、その後はバケ物となっていくだけだ。恐ろしい話だが、神様はそのように女を作られた。男は化ける事が出来ない。社会の中で未熟のまま年相応に年老いていく悲しいバカ者に過ぎない。
男に関して ―― 男は背広だ。ネクタイと言ってしまっていいだろう。首輪を絞めていないと不安でしようがない、主人なき飼犬。毎朝自分で首輪を付ける不思議な動物。
女を美しくするには金が掛かる。美しい女を手に入れたらもっと金が掛かる。
動きだしたら、魅力的になる人、魅力をうしなう人。
股のあひだまで化粧してるやうな白粉と口紅
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/06/2008
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ラベル: アフォリズム,男と女, 比喩と揶揄
{1988
孤立無援の私を支援してくれる者、もう一人の私 ―― 五年前の私、十年前の私、二十歳の私、十五の私、母胎に瞑想してゐた私 ‥‥
異常気象 熱波
CO2の増加 文明化と比例 百年で60倍増加、エネルギイ消費
CH4メタンガスの増加率年1% 水田家畜から発生 温室効果CO2の20倍
2030年、2倍の炭酸ガス増加等量 4.5℃上昇
人間は間に合うまでは何もしない
科学物質と言う異物、一千万種 PCB ダイオキシン DDT
我々は人類史の収穫期に来ている。人類は自然に勝利してこの豐饒を手にしたのだ。
我々は慣熟する果実を食わないわけには行かない。今は収穫の祝祭の時である。食わなくとも果実は腐る。食う事が我々の役目なのだ。
だが勝利の宴の後にあるものは何か。食い散らかされたゴミの山と倦怠した退廃である。この勝利は決定的なので、この凋落も決定的である。
自然は征服されてしまったのだ。人間によって消費しつくされて、少なくとも人類に取ってはゴミの山、どころではないドクの海となりつつある。
そのどうにもならない終末が、そこまで来ている。満腹の陶酔から目覚めた時、世界は地獄となる。目に見えるようだ。どうにもならない。もはや我々は食ったのだ。代償は払わなければならない。
人類は世界を食いつくしたのだ。
ひとつひとつの観測結果は或いは危惧に過ぎないのかも知れない。だが、危機を表示する観測結果が1ダアスも集まれば、破局を構成する。しかもひとつひとつの危機はいまだ心配の状態であると人類が考えて対策を講じようとしない現実であってみれば、絶望は言葉にもならない。滅びるべくして滅びるのである。
文明とは燃える車輪、である。
人類の隆盛は続くだろう。勝利は完璧なものとなるだろう。だが誰に対しての何に対しての勝利であるのか。自然、自然に対して人類は凱歌を挙げつつある。だが、我々人類は自然に勝てば勝つほど、自分の生活の基盤を脅かす結果をもたらすと言う皮肉の結末へ日進月歩で邁進しているのだ。そして、人類は取り返しの着かないところまで来てしまった。地球の環境は、人類の為の地球環境は具体的数字で表現できるほどの危機となった。もはや取り返しはつかない。
だが、性懲りのない楽観主義でこの自滅の道を人類は突き進んで行くのだろう。
人類は進んで行かなければならない。昨日より今日、今日より明日と我々は前進して明るくなって居なければならない。明日に戻る事は出来ない。振り返りつつも前に進んで行かなければならない。そうやって人類は進展する。
だが、その事は確実に世界の消費、費消である。世界を金額に換算してしまう。
ひとつを得る事はひとつを失う事だ。言葉によって記録する事で我々は忘却する事が出来ないし、忘却できなければ新生の軽さを獲得は出来ない。
世界は重く沈滞せざるを得ない。
今や完全な設計図と建築資材を用意してからでないと、破壊をおこなはない。建設の為に破壊されるだけなのだ。それでは新生とはならない。
終末はだらだらと続く。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/05/2008
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先日逸早くお傳へした「Nara小僧」(私の勝手な仮称、いまだ無名、名前は公募中)の話題がマスコミでも取りあげられ、賛否兩論相俟って議論沸騰知名度アップ、事業当局およびマスコット作者はホクホク顏(TVで見ました)、敵(と云ふわけではないのですが奴等の顏を見たら敵にする事にしました)に利する行爲であつたかと後悔、先に立たずして、またも火に油を注ぐやうな事になつてしまふだらう事は覺悟のうへで、批判的に論じてみたい。
硝子玉演戲者
murasaki.cube
永遠
3/04/2008
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今日雛祭
花粉とともに黄砂の季節になつてきた。
TSEliotは「April is the cruellest month, 」といふフレイズで二十世紀屈指の詩とされる『荒地』を始めたが、今の日本人にとつては「立春雛祭」の彌生三月が「最も殘酷な月」といふ事になるのかも知れない。
春を告げる風が有害物質を含んだ黄砂を、山々からは戰後の林野行政が植ゑさせた杉や檜の花粉を吹寄せ、日本人にアレルギイ症状を引き起す。
地球環境はこのやうなかたちで人類に報復してゐるのであらうか。
いや、報復とか復讎とか「擬人」的表現を用ゐてはなるまい。自然は非情にして、現在の状況をあるがまゝに現象させてゐるにすぎない。かうした自然を作りだしてしまつたのは人類であり、人類の文明の結果である。皮肉な事に、人類の活動が人類にとっての自然環境を狂ひ壞してしまったのだ。
環境破壊の現象はさらに増加、惡化をたどりゆく事になるだらう。
自分にとつての環境の破壊に氣付いても、人類はこの道を進みつづけるしかないだらう。
中國製造の食品に農藥混入の事件or事故のその後の經過は、案の定、未解決の方向へ向ってゐる。
中國政府は居直りとも取れる強硬な態度に出て來た。日本の生殺與奪の權利を握ってゐるのが誰か、分らせて默らせてやると云った感じだ。
この後、日本人は「毒」入りは覺悟のうへで中國食品を受入れざるを得なくなるのではないか。
経済効率ばかりを考へて食を他國に依存してしまった危うい撰擇をした先人を恨みたくなる。
しかも、日本人にとつて不利な事に、黄砂の飛來でもわかるとほり、地球環境上日本は中國の風下にあたる。
黄砂には活況たる經濟活動による各種粉塵が混じって「死の灰」となつて降り、口から鼻から、日本はまさに息の根を止められる事になるだらう。
花粉症は杉檜を植ゑすぎた林野行政の失敗によつてもたらされたと云ってよい。
この日、日本の經濟は(アメリカ株式の急落を受けて)円高と株式急落で、今年何發目かの強烈なダブルパンチをくらった。
かうした緊急状況にあるのにも拘はらず、日銀総裁の後任人事は紛糾して定まらず、福田内閣は(「遺憾に思う」「よく注視していきたい」「適切に対処していきたい」) 無策において無能を決めこんでゐる。
まさに以て、凋落ニッポン、「佳境」と云ふべし。
{2001/0101 年頭の所感より拔粹
今の若者は「雄々しい」といふ詞も「氣高い」といふ詞も知らないのださうである。漢字を知らないのではない。詞自體を知らない、意味が分らないのである。TVの報道だから、回答者の人選にはそれなりのフィルターがかかつてゐるのだらうが、さもありなんと思はせられた。
これを極端として、日本語の現状は危機を遙かに突破して、日本に關してここでも「憂」より「亡」の状態を思はせてくれる。
このやうな状況を考慮して文學するわけには參らぬ。こんな時代に合はせて文學など作れない。作者として讀者を斷念した私は正しかつたと云へるだらう。
私は讀者に奉仕しない。文學に奉仕するのみ。讀者は唯一人、私自身。そして、神。
現代日本人の愚劣さ加減
已にして私のおもひは亡國である。
この國は今やその民に復讎されてゐるのだ。
このやうにして國は亡びて行く
いつの場合でもさうだつた
いつの場合も間に合つた事はないのだ
__アメリカについて
世界のアメリカ化の進展 文明的浸透 舊來のなし崩し的破壞
アメリカは本質的に若者の文化である。
西歐の理念の極端な實現。
ヒロイズムによつて破壞的に新世界を擴張していく。自分の大陸でおこなつた事を全世界にたいしてもおこなつた。
彼等は他者への配慮ができない。「自分がしてもらひたい事を他人にもしてあげろ」の押付け=ミッション精神。{これに對するに、東洋日本では「自分がされたくない事は他人にもするな」の和貴精神であつた。
↓
アメリカによつて世界は亡ぶだらう。
アメリカは新世界であつた。アメリカを構成してゐるのは舊世界から離脱脱出してきた連中であつた。本質的に舊世界に對立的な存在であつた。
アメリカの成立はイデオロギイによるよりはコスモロジイによつてゐる。
アメリカの繁榮のために世界が消費される。
アメリカは世界を食ひつくし、さういふ形で世界は消盡滅亡するだらう。

夏目漱石1916
何故働かないつて、そりや僕が惡いんじやない。つまり世の中が惡いのだ。もつと、大げさにいふと、日本對西洋の關係が駄目だから働かないのだ。。。それでいて、一等國を以て任じている。そうして、無理にも一等國の仲間入りをしようとする。だから、あらゆる方面に向つて、奥行を削つて、一等國だけの間口を張つちまつた。なまじい張れるから、なお悲慘なものだ。牛と競爭する蛙と同じ事で、。その影響はみんな我々個人の上に反射しているから見給え。かう西洋の壓迫を受けている國民は、頭に餘裕がないから、碌な仕事は出來ない。悉く切り詰めた教育で、そうして目の廻るほど扱き使われるから、揃つて神經衰弱になつちまう。話をしてみ給え大抵は馬鹿だから。自分の事と、自分の今日の、ただ今の事より外に、何も考へてやしない。考へられないほど疲勞しているのだから仕方がない。精神の困憊と、身體の衰弱とは不幸にして伴つている。のみならず、道徳の敗退も一所に來ている。日本國中どこを見渡したつて、輝いている斷面は一寸四方もないじやないか。悉く暗黒だ。その間に立つて僕一人が、何といつたつて、何をしたつて、仕樣がないさ。
『それから』1910
ニートども、このくらゐ讀んで理論武裝してをけ。

北村透谷186894
吾人は再び言ふ、今日の思想界に缺乏する處は創造的勢力なりと。模倣、卑しき模倣、之、國民の最も悲しむべき徴候なり。我は英國文學を唱導すと宣言し、我は獨逸文學を唱導すと宣言し、我は佛國文學を唱導すと宣言す。その他に又、我は英國思想を守ると言ひ、我は米國思想を傳ふと言ひ、我は何、我は何と、各々便利の思想に依つて國民を率ゐんとす。而して又、少しく禪道を言ふ者あらば、すなはち固陋なりと罵り、少しく元禄文學を言ふ者あらば、すなはち假初の復古的傾向なりと言ふ。嗚呼、不幸なるは今の國民かな。彼等は洋上を渡り來たる思想にあらざれば一個の價なしと信ずるの止む可からざるものあるか。彼等は模倣の渦卷に投げられて何時迄かくてあらんとす。今日の思想界、達士を待つ事久し。何ぞ憤然として起り、十九世紀の世界に立つて恥づるなき創造的勢力を此國土の上に打立てざる。復古、爾も又頼む可からず。消化、爾も又頼む可からず。誰か能く剛強なる東洋趣味の上に、眞珠の如き西洋的思想を調和し得る者ぞ。出よ詩人、出よ眞に國民大なる思想家。外來の勢力と過去の勢力とは、今日に於て既に多きに過ぐるを見るなり。缺く處の者は創造的勢力。
『國民と思想』1893